酒酔い

お酒で顔が赤くなるのは全部アセトアルデヒドのせいだ!

アセトアルデヒドを見たことがありますか?

こいつです。

アセトアルデヒド

アセトアルデヒド

このアセトアルデヒドこそ、酒酔いの戦犯です。

なぜなら、人を酔っ払わせたり、顔を赤くしたりするからです。

とてつもないワルです。

可愛い構造式をしたコイツが、お酒を飲んだ人になぜそんなに悪いことをするのか?

世の中にはお酒で顔が赤くなる人とならない人、いったいどうしてそのような理不尽な差が生まれてしまったのか?みていきます。

泣いている奴がいると必ずやってくるのがお前の弱点なのだ。

ーバイキンマン

 

アセトアルデヒド(CH3CHO)とは

アセトアルデヒドは、刺激臭のある青くさ~いニオイを持つ、無色の液体です。

粘膜(主に眼,鼻,気道)に対する刺激作用があります。

参考:化学用語集

この言葉を調べていて思ったのは、アセトアルデヒドに対する見方が専門分野によってバラバラだなということです。

例えば、科学の辞書には科学の見方が載っています。

健康の辞書には健康の、環境の辞書には環境の見方が載っています。

まさに、それぞれが好きな見方をしている形です。

まぁいいです。私も自分なりの見方でみていきます。

ここでは、お酒の面からのアセトアルデヒドをみていきます。

 

アセトアルデヒドは悪い奴!

アセトアルデヒドは、エタノール(アルコール)の最初の代謝産物です。

体にアルコールが入ると、そのアルコールは分解されます。

分解されたあと、最初に出来上がって来る物質がアセトアルデヒドですよ~というのが、「最初の代謝産物」という言葉の意味するところです。

アセトアルデヒドはなかなかの悪で、フラッシング反応や二日酔いの原因物質である!と言われています。

また、発がん性物質である!とも言われています。

まさに、悪です。

漫画やアニメで言う、ばいきんまんやラオウやマーシャル・D・ディーチのようなものです。

お酒を飲んで顔が赤くなるのは、このアセトアルデヒドが関係しています。

 

お酒を飲むと顔が赤らむのはアセトアルデヒドのせい!

お酒を飲んで顔が赤くなるのは、アセトアルデヒドのせいです。

その理由は、こいつが悪だからです。

とにかくどうしようもない奴なので、なにか失敗があったらアセトアルデヒドのせいにすれば良いと思います。

たとえば、デートの日に雨が降ったら・・・

アセトアルデヒドのせい!です。

冗談はさておき、お酒で顔が赤くなる理由を掘り下げていきます。

 

お酒で顔が赤らむメカニズム

お酒を飲むと、20%くらいは胃に行きます。

そして残り80%程は、小腸で吸収されます。

小腸で吸収されたものは、血液に混ざり、全身を駆け巡ります。

最終的に肝臓へ。

ここ肝臓で、アセトアルデヒドは誕生します

アルコールを飲んでからアルデヒドが誕生するまで

  • 肝臓にやって来たアルコールの90%は代謝される
  • このとき、代謝する役目を担うのがADH(アルコール脱水酵素)
  • ADHの働きにより、アルコールはアセトアルデヒドに分解される

アセトアルデヒドは毒性です。

これが生産され、血液中に増えることで、心拍数が上がり、皮膚が赤くなります。

これが、顔の赤くなるメカニズムです。

顔が赤くなると、「あ、アセトアルデヒドだ、やべぇわ」と思っておいてください。

アセトアルデヒドは顔を赤くする以外に、動機や吐き気、頭痛などを引き起こします。

 

顔が赤くなる人とならない人との違い

顔が赤くなるのは、アセトアルデヒドが原因であるとお話しして来ました。

実は体の中では、そのアセトアルデヒドをさらに分解する働きが起こります。

顔が赤くなりやすい人は、この働き、”アセトアルデヒド分解能力”が低いです。

反対に、顔が赤くなりにくい人は、アセトアルデヒドを分解する能力が高いです。

アセトアルデヒドを分解するのは、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)で、赤くなりやすい人となりにくい人ではALDHに違いがあります。

アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)とは?

アセトアルデヒドを分解して酢酸にする酵素

アセトアルデヒドの分解は、(ALDHの1つである)ALDH2に起因していると言われています。

酵素(ALDH2)はタンパク質です。タンパク質は、アミノ酸がたくさ~ん連なった立体構造です。

例えばALDH2は517個のアミノ酸からできています。

この517個のアミノ酸の中で、赤くなる人とならない人で、違っている部分があります。

487番目のアミノ酸です。

これが、グルタミン酸であるか、リシンであるかで、赤くなるかならないかが変わってきます

たった1つのアミノ酸構造の差でですよ。すごい!

ちなみに、赤くなる人と赤くならない人で、アセトアルデヒドの分解能力差は、16倍も違っています。

 

ALDH2でアセトアルデヒドを分解できない人がいる

顔が赤くなる人の中で、アセトアルデヒドをどうしても分解できない人がいます。

このタイプの人は、お酒を飲むとすぐに酔ってしまったり、飲めなかったりします。

このタイプの人がお酒を飲むと大変です。

取り返しのつかないことになりかねません。

世の中にはそういう人もいることをお忘れなく。

 

アミノ酸の差はDNAによるもの

487番目のアミノ酸に微妙なエラーが起こる理由は、DNAにあります

遺伝子です。

例えば、黄色人種とモンゴル人種はお酒の弱い人が多いです。

しかし、白人と黒人はお酒が強い傾向にあります。

彼らには、487番目のこの1個違いの酵素はほとんど存在しません。

だいたいがアセトアルデヒド分解型のALDH2を所有しています。

よって白人と黒人はアセトアルデヒドを分解する能力が高く、お酒に強い傾向にあります。

 

まとめ

  • アセトアルデヒドは悪い奴ですよ
  • コイツが顔を赤らめる原因ですよ
  • 顔が赤くなる人はアセトアルデヒドを分解する能力が低いんですよ
  • それは遺伝的なものですよ

と言うお話でした。

遺伝的要素でお酒が強い弱いは決まります。

お酒が弱い人に、無理やりお酒を飲ませるのはやめましょうね。

今はもうそういう時代じゃありません。

-酒酔い
-, ,

Copyright© 二日酔いの教科書 , 2020 All Rights Reserved.

まだウコンの〇〇飲んでるの?
WEB限定の二日酔い対策サプリ
まだウコンの〇〇飲んでるの?
WEB限定の二日酔い対策サプリ